1.ブッシュタイプ

モダンローズに最も多くみられる樹形で、固めの枝が叢生する。比較的垂直方向に伸びる直立性のタイプから斜め方向に伸びる横張り性のタイプがある。
ハイブリッドティーのみでなく、フロリバンダ、ミニバラ、ポリアンサの多くはこの樹形でオールドローズにもこの樹形をもつものが少なからずある。
総じて冬に強い剪定を行う。

ミニバラ
フロリバンダ
2.シュラブタイプ

原種やオールドローズに多く、ブッシュタイプに比べると枝がしなやかで、伸びるにつれてアーチを描く。このタイプもまず上方に枝が伸びてからしなるものと、グランドカバーのように横方向に広がるものまでさまざまである。 
総じて強い剪定は行わず枝先を浅く剪定する。
 
グランドカバー

3.つるタイプ、ランブラータイプ

つるとランブラーの厳密な区分けは難しい。一般的に言えるのは、つるタイプのほうが枝が比較的固く、枝の伸びもランブラーほどではない。ランブラーは枝の伸びが旺盛で5mを越すようなものも多い。また花は小花が房状に咲くタイプが多いが、両者の中間的な品種も多くある。 春に出た新しいシュートは垂直に伸ばし、冬に誘引して水平にする。剪定はあまり行わず、枝先を止める程度。