ようこそ『バラの百科事典』へ。

このサイトを作るきっかけとなったのは、花の写真を撮り始めたことでした。
私は子供の頃から動植物が好きで、鳥や熱帯魚を育てたり、いろいろな植物を育てていました。といっても東京の下町の狭い家で、庭も無く、物干し場(この言葉も死語になってしまいましたが、今ならベランダというか、、、)が唯一植物を育てることのできるスペースでした。その物干し場に所狭しと鉢を並べるものですから、洗濯物を干すときも一苦労で、そのうち床が抜けるのではないかと、母が心配していました。(幸い床が抜ける前に建て直しましたが。)
しかし、長じて仕事をするようになってからは忙しさに追われ花を育てることもすっかり忘れていました。社会人になって二十数年、幸い仕事にも恵まれ充実した日々を過ごしていましたが、ある時仕事以外に何もしていない自分に気づきました。時間に追われ仕事のために生活している自分に気づいたのです。そこで思い切って仕事を変え、自分の時間を持って自分のためあるいは少しでも社会の役に立つことをしたいと考えました。そしてすっかり忘れていた、草花を育てることを始めました。それと同時に草花の写真を撮る事も始めました。特にバラは子供の頃から好きだった花なので、毎年春と秋の開花時期には各地のバラ園に出かけ撮影をしました。そうして撮った写真がいつのまにか3,000枚以上にもなったので、皆さんに見ていただこうと思い、サイトを作ることにしました。でもアルバムだけのサイトではつまらないと思い、自分の経験と先達の方々のお話や本を参考にさせていただき、バラに関するさまざまな情報が詰まった、『バラの百科事典』といえるサイトにしようと思いました。

成長していくサイトに

しかし人類よりはるかに古い歴史を持つバラ、現時点で2万種ともいわれる品種数のあるバラ、その情報を一人で収集していくことなど到底無理な話です。そこでこのサイトは皆さんに協力していただき、少しずつ成長していくサイトにすることにしました。
という訳でこのサイトはまだまだ発展途上のサイトです。皆さんから寄せられた様々な情報をどんどんサイトに掲載していく予定です。どんな情報でも結構ですので、ぜひご投稿ください。

どうぞ皆さんのご支援を!

その他これからこのサイトでやりたいことがいくつかあります。
1.出版。皆さんから寄せられた栽培情報などを定期的に発刊できたらと考えています。
2.バラにかかわる仕事をしている方々のご紹介。

でも、このサイトは私一人で作り運営しています。そこでいろいろご協力いただける方を募集しています。カンパします。制作手伝います。取材手伝います、、、という方いらっしゃいませんか?ぜひご協力ください。

思ったこと

 

 

2005年5月2日
バラの輸入苗プレゼントの当選者を発表させていただきました。念願のショッピングコーナー「ロザリアンショップ」を何とかスタートさせ、そのオープン記念のプレゼント。
いよいよ季節到来で、連休明けから時間を見つけてはあちらこちらのバラ園に写真を撮りに行かなくては。世の中殺伐として、イヤな事件や悲惨な事故ばかりですが、花を愛する方々が多くなればなるほど、良い世の中になると信じています。

2005年1月21日
異常気象はなお続く。この冬はここに来てようやく寒くなってきましたが、1月まで花が咲き葉が落ちないので、剪定、消毒、植替えがなかなかできませんでした。
先週思い余ってつるバラだけは強引に葉をむしり誘引をようやくしました。今日はそのつるバラに第1回の石灰硫黄をかけました。40鉢の植替えも今月中には何とかしなくては、、、、。

2004年7月17日
この数年にもまして、今年は異常気象。冬も比較的暖かく、いつまでも葉が落ちず、植え替えのタイミングを逸してしまったのですが、春以降もやはり変。東京では5月に1番花が咲いて、2番花が咲くころは例年であれば梅雨なのに、今年はほとんど降らず。6月から夏のようで株もバテ気味。本来6月半ば過ぎには威勢の良いシュートが出るはずなのに、我が家の30株以上あるバラはひとつもシュートが出ません。皆さんのバラはいかがですか。

2004年2月11日
今日は嬉しいメールが飛び込んで来ました。All About Japan からこの『バラの百科事典』が、2004年スーパーおすすめサイトに選出されたとのお知らせです。コツコツ作ったサイトがこういう形でご評価いただけたのはとても嬉しいです。このサイトが少しでも皆さんのお役に立つよう、もっと頑張らなくてはと気持ちをあたらにしました。

2004年1月25日
こんなメールをいただきました。
『ミニバラなんですが、店頭で販売されているもので、品種名が付いていないものが結構あります。できるだけ、お店の人に聞くようにしていますが、ワンケースに数種類入っている場合はわからないことがあるようです。ミニバラは価格が低いので、いちいちタグを付けたり、ネームを印刷したりするのは採算が合わないのかもしれませんね。
でも、日本全国のミニマニが困っているのが、現状です。
そこで、ご存知のナーサーリ様に、必ず品種名を1ポットずつ明記するように、または商品タグを付けるようにお願いしていただけませんでしょうか?もちろん、私が知っているところにはメールを出していきますが、何しろそういう情報も多くはもっておりませんので、すぐには改善されないでしょうね。でも、諦めずにメールをしていこうと思っています。もし、お力になっていただけるようでしたら、よろしくお願いいたします。』
本当にこの方のメールにあるように、最近挿し木で促成した、名無しのミニバラの小さな鉢を店頭で見かけます。多分品種名があろうがなかろうが、バラであることはかわりないので、購入される方は多いのでしょうが、生産者の良識としてきちんと品種名を表示していただきたいものです。購入する方も「このバラはこういう名前なんだ」とわかった方が、もっと愛着が持てると思います。

 
「バラの百科事典」
編集部 更科安春
ご協力いただける方はご連絡ください。