4月になると暖かさも増し枝もぐんぐん伸びて葉もいっぱい広げます、早いものでは中旬頃から蕾が見え始めます。4月の末にはモッコウバラなどをかわきりに、つるバラが咲き始めます。同時に病害虫も活発になりますので、これらの防除対応が開花本番に向け必要となります。

水やり

気温も上昇するので、水分の蒸発量も多くなります。樹も活発に伸び水分を必要としますし、肥料の分解も良くなってきますのでたっぷりの水やりが必要です。ただしこの時期雨が多いので過多にならないよう注意します。

肥 料

勢いの良い株には蕾もついてきますので、4月中旬までに1回追肥します。これ以降花が咲き終わるまで肥料は一旦休止します。なぜなら花の咲く時期に肥料分が残ると、花が乱れるためです。

剪 定 特に行いませんが、更に芽が伸び出てくるようであれば芽欠きします。また接木した樹は台木から台芽といわれるもともとの株の芽が伸びてくる場合がありますが、これも葉などを見比べ、台芽であれば欠き取ります。
ブラインド:また品種や株の状態によってブラインドといわれる、花芽を持たない枝が伸びることがあります。4月20日を過ぎても蕾が確認できない場合はブラインドなので枝先から3枚目くらいの本葉のすぐ上まで切り戻します。こうすることで新たな芽が伸び蕾がつきます。
消 毒 アブラムシが本格的に発生します。またとうどん粉病以外にも黒星病なども発生します。4月の中旬頃からは2週間に一度くらい予防消毒を行います。
その他 ・はり芽接ぎ、挿し木