2月は美しい花を咲かせるための準備の最終月、植付けや植え替え、そして最も大切な剪定は上旬までに済ませておきましょう。中旬を過ぎ少しずつ暖かさを感じさせる日が増えてくるとともに、芽が動き出します。でも油断は禁物、まだとても寒い日や雪の降る日もあって注意が必要です。

水やり

積雪地帯以外は年間で最も乾燥する時期ですが、寒さのせいか水やりを忘れがちです。土中で根は休眠から覚め活発に動き始めているので、土の様子に気をつけ暖かそうな日の午前中に十分な水やりが必要です。

肥 料 12月もしくは1月に元肥を与えているなら必要ありませんが、まだの場合はできるだけ早いうちに施します。
剪 定 美しい花を咲かせ、樹の新陳代謝を促進させるための重要な剪定、「冬剪定」は2月の上旬〜中旬の間に済ませます。(つるバラは1月の誘引の際に行う。)
昔は、12月〜1月が剪定の適期でしたが、冬が暖かくなったせいか、1月でも休眠に入らないことがあるようです。またあまり早く剪定を行うと芽が動き出してしまい、2月に入ってから寒い日があると、せっかくの新芽が痛み、以降の育成に大きな影響を与えます。
消 毒 冬の休眠期にしかできない石灰硫黄合剤の高濃度(8倍〜20倍)散布の、最後のチャンスです。剪定を済ますと同時に、最後の高濃度散布を行うと、剪定の切り口から発生する枝枯れ病も防げ、一石二鳥です。
その他 ・今月は、大苗の植付けや移植、鉢替えの最後のチャンスです。
・はり芽継ぎ、切り継ぎ
・実生の発芽(早いものは2月下旬)