12月はバラ園芸にとってはスタートの月。カタログや園芸店で苗を選ぶのは楽しいものです。来年も美しい花を咲かせてもらうための準備に入ります。また十分寒くなって株が休眠状態になっていれば、植え替えを鉢替えなどができますが、休眠前に行うと、新芽が伸び出してきたりしますので注意します。

水やり

寒さが厳しくなるにつれ葉も落ちてきますので、さほどこまめな水やりは必要ありません。しかし水切れは厳禁ですので、土の状況を見て表土が乾いていたら潅水します。

肥 料

一番基本の元肥を入れます。この際に土を十分耕し(この時期は多少であれば根が切れても大丈夫)土の改良を図ります。植え替え等を1月に行う場合は、施肥や土壌改良はそのときで結構です。

剪 定 以前はバラの冬剪定は12月に行うのが普通でしたが、最近は冬が幾分温かくなったため休眠が遅くなる傾向にあります。そこで本剪定は1月に行うこととして、借り剪定のみ行い、細い枝、不良な枝などを除いておきます。
消 毒 気温の低下でほとんどの病害虫は影をひそめていますが樹や土中に、細菌や虫の卵、幼虫が残っています。そこでそれらを駆除するための石灰硫黄合剤の高濃度撒布(20倍くらい)を月末に1回行います。
その他 ・大苗の植付け、移植、鉢替えなど
・切り接ぎ