10月になると気温が一段と下がり、秋らしくなってきます。涼しくなるにつれバラもいきいきとしてきて、秋の開花を迎えます。秋の花は気温が低いため長持ちをしますし、花色も一段と冴えて鮮やかに、香りもシャープになります。
また一季咲きのバラにとっては来年の開花に備えて、養分を蓄える絶好の時期となります。十分な管理で病害虫から葉を守り、樹を充実させます。

水やり

花が咲いたり、活発に成長する時期なので水切れ起こさないよう、十分注意します。

肥 料

開花時期にあたるため肥料は与えません。

剪 定 四季咲き品種いの秋の開花に向けての剪定は9月1日を中心に、前後1週間の間に行います。剪定後およそ40日前後で花が咲きますが、秋の開花は春のように一気には咲かず、気温も低くなるので割と長い間咲きます。しかし気温が10℃を下回るとせっかくの蕾も開かなくなりますので、各地の気候状況やその年の気候状況に合わせ、剪定日を決めてください。1日剪定が遅くなると開花が一週間遅れるといわれます。
消 毒 涼しくなったことで、病害虫の動きが再び活発になります。2週間に1度の割で、薬剤散布を行います。特に台風や秋の長雨の時には黒星病を初めとする細菌性の病気が多発しますので注意が必要です。
その他 ・T字芽接ぎ ・はり芽接ぎ